ある参加者の1日

今日は4月の「定例青葉山視察会&トトロ観察会」(通称:観察会)の日です。今日は仙台駅からバスで行くことにします。歩きやすい靴と水筒、それから晴れですが念のため雨具などを持っていきます。
観察会は10時半に宮城教育大学の正門前のバス待合室集合です。仙台駅西口の9番乗り場から宮教大・青葉台行、または16番乗り場から交通公園行に乗って行きます。
宮教大正門前バス停到着。中でしばらく待ちます。
いよいよ時間になりましたので、「青葉山の緑を守る会」の方から今日のスケジュールとコースについて簡単に説明を受けます。
初めて参加されるという方も結構いらっしゃるようです。
いよいよ青葉の森に向けて出発です。奥にある建物は宮城教育大学で、森はその裏手にあります。
青葉の森には管理棟という建物があるのですが、今日のコースはその管理棟の入り口から森に入っていきます。
管理棟でしばらく休憩。
管理棟付近から森の奥に入っていきます。昨年、森に熊が来たらしく、管理棟の脇の木にも熊がつけたと思われる傷跡が残っています。一応、現在も熊出没注意ということなので注意しながら行きます。
観察会では青葉山の専門家がいて、植物や動物について解説を受けられます。また、質問にも丁寧に答えてくれます。
皆さん熱心に聴き入ってますね。メモを取っている人もいます。
ここでは、何を説明しているのでしょうか。
覗き込んでみると、誰かが持ってきたこの謎の緑の物体について解説しているのでした。
これは何ですか?
「これはウスタビ蛾という蛾の繭で、別名『ヤマカマス』と言います。この黒い点々は産み付けられた卵なんです。」
なぜか、皆さん道を外れて山の方に入っていきます。 とりあえず、ついて行きます。
ショウジョウバカマの群生があったのでした。しばらく撮影タイムです。
今度は水溜りに人が大勢集まってますが、なんでしょうか。
何かいるんですか?
「あれですよ、あれ。見えますか?」
何も見えませんが...
「これですよ。」と取り出してみれば、トウホクサンショウウオの卵があったのでした。トウホクサンショウウオは水のきれいな所しか住む事ができないそうで、青葉の森の環境がよく保たれていることが分かります。
至る所でカタクリが満開です。紫色の絨毯のようになっている所もありました。
いよいよ森も深くなってきました。虫の音、鳥の囀り、草の匂い、爽やかな風、都会とは別天地の感がありますが、これが仙台市の中心地から目と鼻の先にあるというから驚きです。
道端のアオキがとてもきれいです。
ようやく東屋に到着。全員揃うまでしばらく付近を散策しています。今日はイワウチワが咲いています。
全員揃ったので記念撮影をして解散です。
今日は天気もよく、最高の観察会日和の下、青葉山の自然を堪能できました。
東屋から宮教大のバス停まではすぐです。

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